2007年11月2日金曜日

防衛省に不正指摘の書簡 山田洋行の水増し請求

米国メーカー製の防衛装備品をめぐり専門商社「山田洋行」(東京)が6年前、約1億8000万円の水増し請求をしていた問題で、メーカー側が山田洋行の不正を指摘したとみられる「書簡」が防衛省に残されていることが、1日の衆院テロ防止特別委員会で明らかにされた。  この問題では、水増し請求の原因がメーカーや旧防衛庁側にもあったのかが焦点の一つ。残された書簡は、山田洋行側の不正行為を裏付ける証拠とみられ、防衛省が真偽を調査している。  民主党の川内博史議員の質問に江渡聡徳防衛副大臣らが答えた。  水増し請求されたのは防衛庁と山田洋行が2001年3月に契約した、敵のレーダーなどをかく乱させる「チャフ・フレア・ディスペンサー」計24セット。同年12月にニューヨーク駐在の防衛庁職員がメーカーに直接価格を問い合わせて発覚した。

0 件のコメント: