【岩見沢】岩見沢市東町の住宅街の路上で五月、看護師横堀幸子さん=当時(51)=を刺殺したとして、殺人などの罪に問われた三笠市堤町七、トラック運転手佐藤清隆被告(34)の判決公判が八日、札幌地裁岩見沢支部(井上秀雄裁判長)で開かれた。井上裁判長は「独り善がりの身勝手かつ短絡的な犯行」として懲役二十一年(求刑・懲役三十年)を言い渡した。 佐藤被告は計画性を一部否認したが、井上裁判長は「事前に犯行のため牛刀を購入するなどしており、一定の計画性がある」とした。判決理由で井上裁判長は「被害者は自宅付近で突然凶行に遭遇し、理由も分からないまま非業の死を遂げたものであり、その苦痛や無念は察するにあまりある」と指摘する一方、「被告なりに懸命に事件と向き合おうとする態度がうかがえ、自らの言葉で遺族に謝罪している」と述べた。 判決によると、佐藤被告は五月二日午後七時五分ごろ、岩見沢市東町一付近の路上で、面識のなかった横堀さんを牛刀で刺して失血死させた。
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