2008年2月6日水曜日

道北2泊3日路線バスの旅 沿岸バス企画 乗り継いで名所巡り

【羽幌】沿岸バス(留萌管内羽幌町)は二十二日から二泊三日の日程で、地元住民が生活の足として利用している路線バスで冬の道北を巡るバスツアーを初めて企画した。日本バス協会(東京)は「生活路線でのツアーは全国初だろう」としており、同社は「地域密着の旅を楽しみ、赤字に悩む地方バスの実態も理解ほしい」と、参加者を募集している。
 宗谷管内豊富町と留萌市を結ぶバス路線「豊富留萌線」を中心に、札幌-留萌間の都市間バス、豊富町内を走るサロベツ線など、行程の大半を同社の路線バスで移動。豊富町の豊富温泉で二泊する。
 バス営業所や車庫、豊富町牛乳公社工場の見学のほか、サロベツ原野を散策し、厳寒の道北を体験する。集団離農で駅前から民家が消えた雄信内(おのっぷない)駅(留萌管内幌延町)、映画「南極物語」のロケ地となった抜海(ばっかい)駅(稚内市)、アザラシがいる抜海港などにも立ち寄る。
 沿岸バスは「路線バスは通学や通院など住民の貴重な足。ツアーには社員が同行し、観光だけでなく、沿線の交通事情も分かりやすくガイドしたい」と話す。日本バス協会も「地域特性を生かしたバスの活性化策として、全国に広まる可能性もある」と成果に期待している。
 代金は札幌発着が税込み三万四千円、留萌発着は三万円。詳しくは同社のホームページhttp://www.engan-bus.co.jp/か、営業部( 電)0164・62・1550へ。

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