2007年8月17日金曜日
「還暦」合唱団歌声高らかに 札幌・響友会 25日に記念演奏会
札幌の社会人による混声合唱団「響友(きょうゆう)会」が今年で創立六十周年を迎えた。道内のアマチュア合唱団としても草分け的存在で、これまでに千人以上が所属してきた。二十五日には、思い出の曲などを集めた記念演奏会を開く。 響友会は一九四七年、札幌一中(現札幌南高)と庁立札幌高等女学校(現札幌北高)の有志二十人ほどが、本格的に合唱を勉強しようと設立した。以来ほぼ毎年「研究発表会」と銘打った演奏会を開いているほか、全国コンクールに約二十回出場、四回のドイツ演奏旅行など、積極的に活動を続けている。 この間、指揮者の仕事が忙しくなって活動が危ぶまれたり、高度成長期の昭和四十年代には男性が極端に少なくなるなど、幾多の危機を乗り越えて存続してきた。 四十九年間活動している北区の山口吉昭さん(68)は「みんなの合唱への熱意が活動を支えてきた。今、歌える場があることはとても幸せです」と六十周年を迎えて感慨ひとしお。 現在二十代-七十代の団員七十人のほか、転勤などで札幌を離れた人たちでつくるOB会も百三十人が名を連ねている。 記念演奏会には現役六十人、OB四十人の計約百人が出演。このほど団員で選んだ愛唱歌二十二曲の中から、初代指揮者の故・牧野統氏作曲「甲斐より」、メンデルスゾーン作曲「緑の森よ」などを歌う。 戸塚末広代表(60)は「今後も若い団員を増やしながら、老人施設などへの慰問をしたり、ほかの合唱団との共演など、積極的に活動したい」と期している。 記念演奏会は二十五日午後五時から札幌市教育文化会館(中央区北一西一三)で。千円。問い合わせは赤坂さん(電)386・2035へ。(北海道新聞 引用
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