2007年8月29日水曜日

レジオネラ菌検出で休館の千歳市温水プールが再開 10日ぶり歓声響く

【千歳】レジオネラ菌が検出されたため、16日夕から休館していた市温水プールが26日、営業を再開した。午前10時の開館とともに、大勢の家族連れらが訪れ、館内には10日ぶりに子供たちの元気な歓声が響き渡った。  十六日を含めた閉館中の十日間、千歳市内は最高気温が二五度を超える夏日が七日もあった。温水プールに「涼」を求める人も多く、週末は五十組以上、平日も二十組前後が休館を知らずに訪れた。  温水プールを管理する市教委は通常の開館時間帯、駐車場に職員一人を配置し、来館者に対応。「みんな残念がっていた。暑くて一番入りたい時期だったのに、申し訳なかった」と話す。  二十六日は開館と同時に、数十人が来館。大好きな水遊びを我慢してきた子供たちは興奮して水を掛け合ったり、泳いだりして、歓声を上げた。  友人と来館した山本佳奈さん(12)=祝梅小六年=は「この間も来たんだけど、閉まっていて残念だった。きょうは久しぶりに水に入れてすっごく楽しい」と声を弾ませた。  市内在住の主婦渡智子さん(32)も休館中に一度訪れた。この日は電話で再開を確認してから、家族五人で来館。「子供の喜ぶ顔を見ることができて満足です」と話していた。  レジオネラ菌は今月上旬の定期検査で、大小二つあるジャグジーのうち「小」から検出された。清掃、消毒の後、全施設から水を採取し、二十五日、検査機関から「陰性」との報告を受けた。  市教委は再発防止へジャグジーを週一回清掃するとともに、プールに菌が持ち込まれるのを防ぐため、利用者にシャワー使用を呼びかける。(北海道新聞 引用)

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