2007年10月2日火曜日

複数企業の債権、北洋銀が流動化

北洋銀行は、複数企業の手形債権を流動化する業務に乗り出した。数社の保有手形を取りまとめることにより、中小企業単独では難しかった流動化による資金調達を可能にした。同行によると、この方式での流動化は道内初で、全国的にも珍しいという。  第一弾として建設機械リースの片桐機械(札幌)と関係会社の日建片桐リース(同)の手形債権の流動化を始めた。北洋銀行設立の特別目的会社(SPC)が両社の保有している手形債権を合計して三十億円を上限に買い取り、証券を発行して機関投資家に販売する。  中小企業では、保有している債権の額が少ないため、証券化して流動化させるのが難しいケースが多い。同行は手形債権のリスク評価を迅速に行う証券化支援システムを構築することで、複数企業の債権をまとめて流動化できるようにした。北洋銀行は「今後はこの手法を活用して、道内企業の多様な資金需要に応えていきたい」としている。(北海道新聞 引用)

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