2007年12月9日日曜日

道内金融機関、定期預金売り込み 冬ボーナスでキャンペーン

冬のボーナス支給を控えて、道内金融機関が定期預金の獲得キャンペーンを相次いで始めた。金利優遇やプレゼントなどで個人客の囲い込みに力を入れている。  北洋銀行は来年の北海道洞爺湖サミット応援キャンペーンと称し、来年一月末までに三十万円以上の定期預金(一年以上)を預けた顧客を対象に、サミット会場になるザ・ウィンザーホテル洞爺の宿泊料などに使えるギフト券や、サミットにちなんだ商品を抽選で二百人に贈る。  北海道銀行はキャンペーン「道銀の運用マネープラン」を来年一月末まで展開。五十万円以上の投資信託と一緒に三カ月もの定期預金を申し込むと、投資信託の購入額を上限に預金金利を三カ月間だけ年4・0%にする。「この機会に投資信託に親しんでもらい、取引拡大につなげたい」と同行。  札幌銀行も来年一月末までにスーパー定期預金(一年もの)に五十万円以上預けた人を対象に、金利を店頭表示金利より年0・12%優遇する「あったまGO!」キャンペーンを実施している。五十万円ごとに卵のギフト券もプレゼントする。  信金、信組なども同様のキャンペーンを実施しているが、顧客から集めた資金の運用難などを理由にキャンペーンそのものを取りやめた金融機関もある。  関係者は「かつてはやっていたが、資金需要が少ない中で預金を集めても利払い負担が増えるだけ」と話している。

0 件のコメント: