2007年10月23日火曜日

「男女共同参画」への反動は問題 元都議・三井さん講演 札幌

元東京都議で女性政策研究家の三井マリ子さん(59)が二十一日、札幌市中央区の札幌市教育文化会館で、大阪府豊中市などを相手取って係争中の訴訟と、その背景にある男女共同参画へのバックラッシュ(反動)について講演した。  三井さんは二○○○年、全国公募で採用され、豊中市の「とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ」で非常勤の館長を務めていたが、組織強化などを名目に○四年に契約継続を打ち切られた。三井さんは訴訟で、「契約継続打ち切りは、男女共同参画に抵抗する勢力に市が屈したもので不当」と訴えたが、大阪地裁は今年九月の一審判決で、訴えを却下した。  三井さんは講演で、「今回の訴訟では、非常勤労働者に対する不当な待遇と、男女共同参画へのバックラッシュという二つの問題を訴えている」と説明。参加者からも、「道や札幌市も、男女共同参画に関連する予算を削っており、行政におけるバックラッシュは全国共通の問題」と発言があった。

2007年10月22日月曜日

日本ハム選手らに21日指揮官の事情説明

日本ハムのトレイ・ヒルマン監督(44)が一時帰国した事情説明を21日、コーチ、選手らへ行うことになった。島田本部長によれば、同監督はメッセージを球団に託しており、練習再開前のミーティングで白井ヘッド兼内野守備走塁コーチが読み上げる予定。また不在期間中は同コーチを通じ、ヒルマン監督へ、その日の練習の状況などが伝えられるという。日本シリーズの先発ローテーションの決定過程などで支障がありそうだが、同本部長は「普通、もう決まっているでしょう。うちは(対戦)相手で左右されるほど、頭数もいませんから」と、影響なしとの見方を示していた。(日刊スポーツ 北海道版 引用)

2007年10月21日日曜日

丸井今井、伊勢丹の情報システムへ 09年4月切り替え

伊勢丹の支援を受けて経営再建を進めている丸井今井(札幌)は十九日、伊勢丹の営業情報システムへの切り替えを二○○九年四月に実施する方針を明らかにした。商品情報をきめ細かく管理でき、百貨店業界でも高く評価されているシステムを採用し、売れ筋商品の欠品を食い止めることなどで売り上げ増や収益力向上に結びつける。  伊勢丹のシステムは、売れ筋商品を的確に把握して仕入れやメーカーの開発など商品政策に生かすことで定評があり、三越や東急百貨店などにも導入される。札幌本店を含め道内四店で約百万品種の商品情報を管理している丸井今井は伊勢丹のシステムへの切り替えで顧客の求める商品を常に欠かさずに店頭で取り扱えるようにする。畑中幸一社長は「売り逃しを防げるため、売り上げ増にもつながる」と期待する。  システムの切り替えを見越して、丸井今井は二年前から販売方針を決める会議を月一回から週一回の開催に変更するなどで伊勢丹の営業手法を導入。売り上げを増やすための仮説を立て、実行に移し、結果を検証する作業を繰り返す伊勢丹流の徹底を図っている。  丸井今井は既に衣料品や食料品などの仕入れ先約三百社を対象にした説明会を開き、協力を要請した。システムの切り替えに伴い、会員数約二十八万人の会員カード「クレオカード」も伊勢丹の会員カードに一本化する。畑中社長は「伊勢丹の仕入れ力を生かして売り場の改善につなげたい」と話している。(北海道新聞 引用)

2007年10月17日水曜日

音楽“出前”ありがとう 優雅に札響 養護学校で童謡など披露

札幌交響楽団(札響)のメンバーによる「特殊教育諸学校スクールコンサート」が十五日、札幌市西区の山の手養護学校(坂田義成校長、八十七人)で開かれ、同校の児童、生徒と保護者ら百人が優雅な調べを楽しんだ。  札響と道教職員厚生会の共催。コンサートは芸術や文化などに触れる機会が少ない養護、聾(ろう)、盲学校の子どもたちに音楽を楽しむ場を提供しようと、札響が二○○四年から続けている。  この日は、札響のメンバー十人が出演。バイオリンやチェロなどの弦楽器と、フルートやオーボエの木管五重奏の二部構成で、「千の風になって」や童謡「七つの子」などを演奏。児童や生徒たちはリズムに合わせて体を動かすなど楽しんでいた。  高等部一年の畠中あやかさん(16)は「生で聞いたことも、楽器を近くで見たこともなかったので感動した。また学校に来て、演奏してほしい」と話していた。(北海道新聞 引用)

2007年10月16日火曜日

「紀元会」の女21人逮捕 15-80歳、傷害致死容疑

長野県小諸市の宗教法人「紀元会」会員で、すし店経営奥野元子さん(63)が集団暴行を受け死亡したとされる事件で、県警小諸署捜査本部は15日、傷害致死容疑で、15歳から80歳の会員の女計21人を逮捕した。捜査本部は同日、紀元会本部などの家宅捜索で、段ボール約20箱分の関係資料を押収した。  調べでは、21人は9月24日午後11時半ごろから1時間にわたり、小諸市内の紀元会施設内で、奥野さんを集団で暴行し、外傷性ショックで死亡させた疑い。  奥野さんが運ばれた小諸市の病院が9月25日未明、通報して発覚。  奥野さんに複数の打撲痕があり、小諸署は同日、傷害容疑で、家族間の不仲から暴行したと話した夫の和宏容疑者(35)ら家族4人を逮捕、傷害致死容疑に切り替えて調べていたが、その後の捜査で紀元会側が関与した疑いが浮上した。  長野地検は今月15日、傷害致死罪で、4人のうち和宏容疑者と長女森久里子容疑者(37)の2人を起訴。二女(26)ら2人は、うその供述をするよう紀元会側から指示されたと話したため、小諸署が5日、証拠隠滅容疑で再逮捕している。 (北海道新聞 引用)

2007年10月15日月曜日

破片当たり4人重軽傷 ロケット花火「龍勢祭」

埼玉県秩父市下吉田の椋神社周辺で14日、地元に古くから伝わる木製の手作りロケット花火を打ち上げる「龍勢祭」があり、落下してきたロケット「龍勢」の破片に当たった同県熊谷市の男性会社員(23)が肩甲骨骨折で重傷を負ったほか、3人も軽いけがをした。  県警小鹿野署の調べによると、まず午前9時40分ごろ、打ち上げ場所から約200メートル離れた秩父市吉田阿熊の畑で農作業をしていた男性(66)の頭に破片が当たり、10日間のけがを負った。  祭りはそのまま続けられ、午後2時15分ごろには、約300メートル離れた県道で見物していた人たちの中に破片が落下。重傷の男性会社員のほか、同県小鹿野町の女性(21)と秩父市の男性(65)の顔にも当たった。  龍勢祭は秩父市などの主催。小鹿野署は業務上過失傷害容疑で関係者から事情を聴いて調べている。(北海道新聞 引用)

2007年10月10日水曜日

スコアラー、もう「開幕」 CS第1S視察 好調な選手見極め

日本ハムでチームを支える裏方たちにとって、クライマックスシリーズ(CS)は既に開幕している。第2ステージで日本ハムと激突する相手を決める第1ステージのロッテ-ソフトバンク(千葉)にはスコアラー2人が乗り込んだ。対戦相手の直前のチーム状態を把握し、決戦に備える構えだ。  派遣されたのは谷山、五十嵐の両スコアラー。レギュラーシーズンでは、次に対戦する相手を分析する「先乗りスコアラー」を務め、ロッテ、ソフトバンクのチーム情報は熟知している。  さらに、両スコアラーは、昨年もプレーオフ第1ステージ(ソフトバンク-西武)を担当したため、短期決戦でのチーム分析のノウハウは万全だ。  8、9の両日、2人は千葉マリンスタジアムのバックネット裏に陣取り、ビデオカメラで投手を撮影するなどして選手の動きに目を光らせた。谷山スコアラーは「戦力や戦術は分かっている。今、調子の良い選手を見極めることが大事」と、偵察の狙いを明かした。  9日にソフトバンクが勝ち、1勝1敗とすると、谷山スコアラーは「勢いはロッテにあったが、ソフトバンクも踏ん張った。ロッテは西岡、早川の1、2番コンビを警戒しなくては。ソフトバンクは、やはり松中次第。これから細かく分析したい」と話した。(北海道新聞 引用)

2007年10月9日火曜日

比残留日系人に日本国籍 東京家裁 新たに2人

【マニラ8日共同】太平洋戦争前のフィリピンで日本人男性と現地女性の間に生まれ、父親が戦後日本に強制送還されるなどしたためフィリピンに残った日系人女性2人に対し、東京家裁が8日までに、日本国籍を認め日本で戸籍を作成する「就籍」を決定した。  フィリピンで残留日系人の身元調査を進めている民間非営利団体(NPO)「フィリピン日系人リーガルサポートセンター」(東京)が同日、マニラで発表した。フィリピンの残留日系人で就籍が認められたのは4人となった。過去に就籍が認められた2人は父親の戸籍が日本国内に残っており、フィリピン在留日系人で父親の戸籍が発見できないまま就籍が認められたのは今回が初めて。  2人は吉川メレシアさん(89)と坂本ファニタさん(80)。2人は就籍届に署名した後、感謝の意を述べ、吉川さんは「父の故郷を訪問することができるようになり本当にうれしい」と話した。(北海道新聞 引用)

2007年10月7日日曜日

日本ハムCS変則ローテ!ダルは中4日も

変則ローテで日本シリーズ進出だ。日本ハムのクライマックスシリーズ(CS)第2ステージの先発ローテーションが6日までにほぼ固まった。初戦はダルビッシュが公表されているが、第2戦武田勝、第3戦グリン、第4戦スウィーニーか山本、第5戦ダルビッシュが有力となった。 第4戦までいった場合は、相性を考慮して起用する方針だ。ロッテなら3連勝中のスウィーニー、ソフトバンクなら前回奮闘した山本。同じ左腕で骨折から復帰した吉川も候補で、8、10日に行われる実戦形式の紅白戦の登板結果にも左右されるが、対戦相手別の起用には違いない。 第5戦の最終決戦になった場合は、中4日だがダルビッシュに託すことになりそうだ。佐藤投手コーチは「そうなったらあいつしかいないだろう」と全幅の信頼を置く。大黒柱を、今季のレギュラーシーズン中には1度もなかった中4日で、CS突破を狙う。 ダルビッシュは、2日間の休日は酸素カプセルに入るなど疲労回復に努めた。6日にはブルペンで70球を投げ込み「中4日? 自分もそのつもりで調整するし、日本シリーズを見据えてやりたい。まずは初戦が大事やし、自分のピッチングはできると思う」と力強く話していた。(日刊スポーツ 北海道版 引用)

2007年10月6日土曜日

室蘭市も介護保険料過徴収 小樽と同じシステム不具合

【室蘭】室蘭市が、第一号被保険者の年金から介護保険料を天引きする特別徴収で、社会保険庁に送ったデータの一部が誤っていたことが五日、分かった。今月から来年二月まで三回支給される年金から、一人当たり平均千七百七十円多く天引きされる見込みで、該当者は二千四十人。  同市は「民間委託した算定システムのソフトに不具合があったのでは」とみる。同日過大徴収が分かった小樽市と同じシステムという。  同市によると、該当者は昨年四月に保険料が上がったが、市の激変緩和措置で段階的に引き上げられる被保険者の一部。社保庁に渡ったデータでは天引きの額が緩和措置のない額になっていた。  社保庁のデータ更新は原則半年に一回。二カ月に一回の年金支給日も今月十五日に迫っているため、市は「データを正しくするのは時間的にも困難。差額の受け渡し方法について早急に検討したい」とし、週明けにも該当者に説明文書を送る。 (北海道新聞 引用)

2007年10月5日金曜日

道内飲食店、割りばし減量進む 高騰、環境配慮が背景

道内の外食産業で、使い捨てになる割りばしの使用量を減らす取り組みが相次いでいる。ハンバーグレストラン「びっくりドンキー」を展開するアレフ(札幌)は一部店舗で割りばしを全廃。JR札幌駅周辺の飲食店十三店は共同で、はし持参を呼びかけるキャンペーンを始めた。輸入価格高騰によるコスト増を避ける狙いに加えて、環境への配慮をアピールする狙いもある。  アレフの取り組みは今年六月からスタート。現在は道内外三十店で、中国産の竹製割りばしの使用をやめて、木質圧縮強化材や樹脂系素材でできた再利用可能なはし計三種類を繰り返し使って、客側の反応を探っている。  今のところ好意的な反応が多いため、今後も問題が起きなければ、一部店舗を除き二○○八年春に割りばしの使用を取りやめる。全国居酒屋チェーンでも、ワタミが道内の全十七店で、養老の滝も道内の直営五店で割りばしを廃止した。  JR札幌駅周辺の飲食店グループが七月から始めたのは「MY箸(はし)」運動。自分のはしを持参した客は、割引などの特典を受けられる。仕掛け人は広告代理店北海道ジェイ・アール・エージェンシー。利用客はまだ少数だが、担当者の宮地真穂さんは「エコ意識の高まりから、札幌中心部でもはし持参を従業員に推奨する会社が増えた。中長期的には客数増につながる」とみる。  木製や竹製割りばしの輸入価格は、中国政府が森林保護を理由に木材の伐採や輸出を規制したためこの一年間で三割程度も値上がりしている。道内のある外食チェーンは「一年前に比べて百本単位で四十円も高くなった」とため息。価格上昇が長引くほど、割りばし見直しの動きに拍車がかかりそうだ。 (北海道新聞 引用)

2007年10月3日水曜日

モノレールで爆弾処理訓練 洞爺湖サミットに向け

警視庁東大和署などは2日、多摩都市モノレール(東京都立川市)と合同で、爆発物が車両内で見つかったと想定した処理訓練を実施した。  警視庁では、来年7月の北海道洞爺湖サミットに向け、新幹線、地下鉄などの交通機関を中心に各署でテロ対策訓練を実施している。  今回の訓練には東大和署員や機動隊員ら計約120人が参加。「座席に残されたバッグの中から電線のようなものが出ている」と乗客が通報したと想定し、上北台駅に停車した車両内で実施。  不審物を確認した東大和署員らの誘導で乗客役が避難後、防護服を着た機動隊員らが伸縮式のマジックハンドを使って爆発物を専用処理用の収納ケースの中へ入れ、エレベーターを使って外へ運び出した。  東大和署の署長は「国際テロの脅威が高まっている。万一の発生のため、平時の備えが必要」と参加者に呼び掛けた。 (北海道新聞 引用)

2007年10月2日火曜日

複数企業の債権、北洋銀が流動化

北洋銀行は、複数企業の手形債権を流動化する業務に乗り出した。数社の保有手形を取りまとめることにより、中小企業単独では難しかった流動化による資金調達を可能にした。同行によると、この方式での流動化は道内初で、全国的にも珍しいという。  第一弾として建設機械リースの片桐機械(札幌)と関係会社の日建片桐リース(同)の手形債権の流動化を始めた。北洋銀行設立の特別目的会社(SPC)が両社の保有している手形債権を合計して三十億円を上限に買い取り、証券を発行して機関投資家に販売する。  中小企業では、保有している債権の額が少ないため、証券化して流動化させるのが難しいケースが多い。同行は手形債権のリスク評価を迅速に行う証券化支援システムを構築することで、複数企業の債権をまとめて流動化できるようにした。北洋銀行は「今後はこの手法を活用して、道内企業の多様な資金需要に応えていきたい」としている。(北海道新聞 引用)

2007年10月1日月曜日

「軍政は暴力をやめろ」 ミャンマー人ら700人デモ

ミャンマー軍事政権のデモ弾圧に抗議するため、在日ミャンマー人ら約700人が30日午後、東京都品川区の五反田南公園から同国大使館周辺までデモ行進し、「軍政はただちに暴力をやめろ」「(軟禁状態の)アウン・サン・スー・チーさんを自由にせよ」などと訴えた。夜には大使館前で犠牲者の追悼集会も開かれた。  参加したのはミャンマーの民主化運動を目指す団体や、運動を支援する日本人ら。小雨が降るなか、民族衣装などに身を包んだ人々の長い列は約1時間にわたりデモ行進。ミャンマーの国旗や、同国でデモを取材中に射殺された映像ジャーナリスト長井健司さん(50)らの写真を掲げ、「国連、日本政府は僧侶らを殺害した軍事政権に圧力を(かけろ)」などと繰り返した。 (北海道新聞 引用)