2007年8月31日金曜日
函館集団暴行 ボディーガードの対価要求
【函館】函館市内の公園で函館大学付属有斗高三年佐藤智也君(18)が中学時代の同級生ら七人に暴行され死亡した事件で、佐藤君は、逮捕された少年の一人にボディーガードを依頼し、その対価を要求されていたことが、三十日までの函館西署の調べで分かった。 同署は暴行の背景に、金銭をめぐるトラブルがあったとみて調べている。 佐藤君の知人は「事件の二カ月ほど前、佐藤君は、逮捕された少年の一人に『ボディーガードを付けてほしい』と頼んでいた。何か困っていたことがあったようだ」と話す。だが、佐藤君は対価として「金を払え」と言われ、この少年を避けるようになったという。 これまでの同署の調べで、事件があった二十六日夜、逮捕された少年が佐藤君に「金をくれる約束をしていたのにずらしている(先延ばしにしている)」と言いがかりをつけていたことが分かっている。 さらに、暴行の一時間前、暴行現場となった公園で佐藤君が「通帳入りのバッグがなくなった」と話し、少年らから「本当になくなったのか」と詰問される姿も付近住民から目撃されている。 (北海道新聞 引用)
2007年8月30日木曜日
ガソリン価格 道内144・2円 3週連続最高値
石油情報センターが二十九日発表した石油製品市況調査によると、二十七日時点のレギュラーガソリンの道内平均小売価格は三週連続して一リットル当たり一四四・二円で、一九八七年の調査開始以来の最高値の状態が続いている。ハイオクガソリンも一五四・七円で横ばい。軽油は一二三・八円、灯油(配達)は八三・四円で、いずれも○・一円値上がりした。 レギュラーガソリンの全国平均は一四五・三円で、二週続いた最高値(一四五・四円)より○・一円下がった。 前週と比べ横ばいだったのは北海道を含む十八道府県で、愛媛、宮崎の二県では値上がりした。元売り関係者は「基調は弱含みだが、小売価格は今後も地域ごとにばらつきが出るだろう」と話している。(北海道新聞 引用)
2007年8月29日水曜日
レジオネラ菌検出で休館の千歳市温水プールが再開 10日ぶり歓声響く
【千歳】レジオネラ菌が検出されたため、16日夕から休館していた市温水プールが26日、営業を再開した。午前10時の開館とともに、大勢の家族連れらが訪れ、館内には10日ぶりに子供たちの元気な歓声が響き渡った。 十六日を含めた閉館中の十日間、千歳市内は最高気温が二五度を超える夏日が七日もあった。温水プールに「涼」を求める人も多く、週末は五十組以上、平日も二十組前後が休館を知らずに訪れた。 温水プールを管理する市教委は通常の開館時間帯、駐車場に職員一人を配置し、来館者に対応。「みんな残念がっていた。暑くて一番入りたい時期だったのに、申し訳なかった」と話す。 二十六日は開館と同時に、数十人が来館。大好きな水遊びを我慢してきた子供たちは興奮して水を掛け合ったり、泳いだりして、歓声を上げた。 友人と来館した山本佳奈さん(12)=祝梅小六年=は「この間も来たんだけど、閉まっていて残念だった。きょうは久しぶりに水に入れてすっごく楽しい」と声を弾ませた。 市内在住の主婦渡智子さん(32)も休館中に一度訪れた。この日は電話で再開を確認してから、家族五人で来館。「子供の喜ぶ顔を見ることができて満足です」と話していた。 レジオネラ菌は今月上旬の定期検査で、大小二つあるジャグジーのうち「小」から検出された。清掃、消毒の後、全施設から水を採取し、二十五日、検査機関から「陰性」との報告を受けた。 市教委は再発防止へジャグジーを週一回清掃するとともに、プールに菌が持ち込まれるのを防ぐため、利用者にシャワー使用を呼びかける。(北海道新聞 引用)
2007年8月27日月曜日
ばんえい調騎会 会長が辞意撤回
【帯広】ばんえい競馬の調教師と騎手でつくる調騎会は二十六日、帯広競馬場で臨時代議委員会を開き、同会に辞任届を提出した服部義幸会長に続投を要請、同会長は「会の一本化に向け努力したい」として、辞意を撤回した。 同会は引き続き服部体制のもと、旭川など四市によるばんえい競馬廃止に伴う補償金配分方法をめぐる混乱の収拾を急ぐ。補償金などの精算窓口である旭川市は、四市が決めた配分方法を受け入れるかどうか三十一日までに回答するよう調騎会に求めており、同会幹部は「四市案をのむか新たな案を練り直すか早急に決めたい」と述べた。 同会の調教師三十八人は、総額約三億五千六百万円の補償金配分方法をめぐり、四市案に賛成か反対かで対立。服部会長は「事態収拾できない」として辞任届を出していた。(北海道新聞 引用)
2007年8月26日日曜日
石水氏 札商副会頭を辞任
人気菓子「白い恋人」の賞味期限改ざんなどの責任を取り、石屋製菓社長を退任した石水勲氏(63)は二十四日までに、札幌商工会議所の副会頭を辞任した。石水氏から提出された辞任届を、高向巌会頭が受理した。 石水氏は、一九九四年から札商議員を務め、二○○四年十一月に副会頭に就任。一連の不祥事が十四日に発覚して以降、高向会頭に副会頭職の進退の判断を委ねる意向を表明していた。 (北海道新聞 引用)
2007年8月25日土曜日
「よいやさー」激突 沼田で夜高あんどん祭り
【沼田】道内三大あんどん祭りの一つ、空知管内沼田町の「夜高(ようたか)あんどん祭り」が二十四日開幕した。きらびやかな大型あんどん同士の激しいぶつけ合いが行われ、夏の終わりの夜を威勢良く盛り上げた。 今年で三十一回目。農協や商工会、役場、沼田高校など町内の九団体が製作した大小十八基のあんどんが市街地に集結し一斉点灯。夜空を照らしながら町内を練り歩いた。 呼び物のぶつけ合いでは、重さ約五トンの大型あんどん同士が、引き手の「よいやさー」の掛け声とともに激突。手間をかけて作られたあんどんがメリメリと音を立てて壊れる様子に、多くの見物客から歓声が上がっていた。祭りは二十五日も開かれ、ぶつけ合いは午後八時ごろから行われる。(北海道新聞 引用)
2007年8月24日金曜日
創立100周年をアピール 小樽商大が横断幕
【小樽】二○一一年に創立百周年を迎える小樽商大はJR小樽駅前の歩道橋に「創立100周年まで あと4年」と記した縦○・九メートル、横十メートルの横断幕を設置した。 バスやタクシー、通勤・通学者が行き来する小樽の玄関前。「地域と一緒に歩む小樽商大として、百周年を知ってもらうために目に付く場所に設置した」と同大。 ただ、問題が一点。小樽市は、海を望む景観上好ましくないと、歩道橋の撤去を道と協議中。同大は「取り壊されないことを祈っているのですが…」。 (北海道新聞 引用)
2007年8月22日水曜日
ライジング・サン トイレ足りない、1時間待ち 苦情相次ぎ主催者謝罪
【石狩湾新港】小樽市銭函の石狩湾新港樽川埠頭(ふとう)横の野外特設会場で十九日まで開かれたライブイベント「ライジング・サン・ロック・フェスティバル2007inエゾ」で、会場内のトイレが不足し、来場者から苦情が殺到している。主催したウエス(札幌)は「大変ご迷惑と不快な思いをさせ、深くおわび申し上げます」と謝罪している。 今年で九回目。十七日から十九日早朝まで開催。同社によると、来場者は過去最高の七万人。二十一日も同社ホームページの掲示板には、数百件の苦情の書き込みが続いている。 来場者によると、会場内の仮設トイレが少なく、一時間以上待つ状態が続いた。トイレは二百カ所ほどあったが、くみ取りが間に合わず十八日夕から大半が使用できなくなり、やむなくトイレ以外の場所で用を足す人も続出したという。 同社はトイレ数や誘導する係員について、「昨年より増やしたが、詳しい状況は把握していない」と説明。「アナウンスなど対応はできる限りしている」と釈明する。 一方、「衛生管理があまりにひどい」と苦情が数件寄せられた石狩市は近く、主催者側に改善を申し入れる。 会場を所有する石狩開発(石狩)は「終了後に現状復旧されているか確認している。これまでトラブルは起きていない」と話している。 (北海道新聞 引用)
2007年8月21日火曜日
ながいも酢いかが 帯広の丸勝、26日に発売 規格外品原料に
【帯広】農産物卸売業の丸勝(帯広、梶原雅仁社長)は、規格外の十勝産ナガイモを原料にした醸造酢「十勝ながいも酢」を26日発売する。高血圧の改善に効果があるとされるカリウムなどを豊富に含み、同社は「口当たりが良く飲みやすい」とPRしている。 十勝の農畜産物の高付加価値化を目指す文部科学省の都市エリア産学官連携促進事業の一環として、同社と道立食品加工研究センター(江別)などが共同開発した。 原料のナガイモは、ブランド農産物「十勝川西長いも」のうち、1本200グラム以下の規格外品。年間約25トン出るが、従来は農家が肥料などに使っていた。これを皮付きのまま酵素処理したうえでアルコール発酵させ、酢酸菌を加えて醸造した。 道立十勝圏地域食品加工技術センターが調べたところ、市販の穀物酢と比べ、カリウムが約70倍、老化防止に効くとされるポリフェノールも約5割多く含まれていた。そのまま飲む以外に、サラダドレッシングなどにも活用できるという。 先に開発した「金時豆酢」と「あずき酢」も商品化し、「ながいも酢」と合わせた3種類を当面、帯広市の百貨店藤丸で販売する。生産体制が整い次第、インターネットなどでも売り出す。それぞれ275ミリリットル入り1本1575円。問い合わせは同社(電)0155・37・4104へ。 (北海道新聞 引用)
2007年8月19日日曜日
ジャックと豆の木? ヒマワリ空高く 小樽
【小樽】「まるでジャックと豆の木のよう」。小樽市星野町、無職渋沢佳一さん(65)のジャガイモ畑でヒマワリがぐんぐん育ち、ついに高さ三・五メートルに達した。 空知管内北竜町のひまわりの里でもらった種を育てて三年目。「野鳥に全部種を食べられた」と思っていたら、一つだけ畑を仕切る小石を押しのけて育ち始めた。 定年を機に神奈川県から妻の故郷に移住した渋沢さん。猛暑で次々と開く花を夫婦で愛(め)でながら「ヒマワリも歓迎してくれたんですかね」。(北海道新聞 引用)
2007年8月17日金曜日
「還暦」合唱団歌声高らかに 札幌・響友会 25日に記念演奏会
札幌の社会人による混声合唱団「響友(きょうゆう)会」が今年で創立六十周年を迎えた。道内のアマチュア合唱団としても草分け的存在で、これまでに千人以上が所属してきた。二十五日には、思い出の曲などを集めた記念演奏会を開く。 響友会は一九四七年、札幌一中(現札幌南高)と庁立札幌高等女学校(現札幌北高)の有志二十人ほどが、本格的に合唱を勉強しようと設立した。以来ほぼ毎年「研究発表会」と銘打った演奏会を開いているほか、全国コンクールに約二十回出場、四回のドイツ演奏旅行など、積極的に活動を続けている。 この間、指揮者の仕事が忙しくなって活動が危ぶまれたり、高度成長期の昭和四十年代には男性が極端に少なくなるなど、幾多の危機を乗り越えて存続してきた。 四十九年間活動している北区の山口吉昭さん(68)は「みんなの合唱への熱意が活動を支えてきた。今、歌える場があることはとても幸せです」と六十周年を迎えて感慨ひとしお。 現在二十代-七十代の団員七十人のほか、転勤などで札幌を離れた人たちでつくるOB会も百三十人が名を連ねている。 記念演奏会には現役六十人、OB四十人の計約百人が出演。このほど団員で選んだ愛唱歌二十二曲の中から、初代指揮者の故・牧野統氏作曲「甲斐より」、メンデルスゾーン作曲「緑の森よ」などを歌う。 戸塚末広代表(60)は「今後も若い団員を増やしながら、老人施設などへの慰問をしたり、ほかの合唱団との共演など、積極的に活動したい」と期している。 記念演奏会は二十五日午後五時から札幌市教育文化会館(中央区北一西一三)で。千円。問い合わせは赤坂さん(電)386・2035へ。(北海道新聞 引用
2007年8月13日月曜日
高校教師郡部「嫌だ」 同一校に15年以上260人も 道教委苦慮
同一の道立高で15年以上勤務する教員が今年4月時点で260人に達し、道教委が来年春まで3カ年で取り組んでいる長年勤務者解消計画の達成が困難な状況になっている。対象者の大半を占める札幌など都市部に住む教員が、郡部への異動を渋るケースが多いためだ。道教委は、人事停滞は弊害が多いとする一方、強制的な異動には慎重なこともあり、問題は簡単には解決しそうにない。 道教委によると、同一高校勤務が十五年以上に及んでいたのは、解消計画を策定した二○○五年八月時点で、道内の高校教員と養護教諭ら計約九千人のうち三百六人。三カ年計画が終わる○八年四月までに十五年になる教員を合わせると五百六十四人に達した。道教委は○六、○七年度の人事で解消を図ったが、半数近くは手付かずで、○八年度人事でも完全な解消は難しい見通しだ。 人事滞留の理由について、道教委は「多くは教員本人が郡部への異動を嫌うため」と説明する。「持ち家を離れたくない」との理由もあるという。一方、札幌市内の道立高に勤務して十五年近くになる男性教員は「進学希望の生徒のために長年、教科指導法を研究してきた。その力をまだ役立てたい」と話し、個人的理由ばかりでないと強調する。 道立高人事異動実施要領は、一校の勤務年数が都市部で十年、郡部では六年を超えれば異動対象としている。 一方、郡部への転勤を命じられた教員が発令取り消しを求めた訴訟に対する一九五五年の釧路地裁判決は、任命権者の裁量を認めて原告の訴えを退けつつ、家庭の事情などを考慮しない転勤命令は場合によって人事権の乱用に当たるとした。また、地方教育行政法は、学校長による任命権者への意見具申を認めており、人事には現場の意向が尊重される。 こうしたことから、「本人の納得なしに強制的に異動させることは難しい」(道教委教職員課)のが実情で、道教委は対象教員を説得してもらうよう校長への働きかけを強める考えだ。 転勤が実現しない教員を抱える道北の道立高教頭は「人事の停滞によって現場の士気は落ちている」と話している。 (北海道新聞 引用)
2007年8月8日水曜日
サービス残業常態化、職員に時間外支給へ 道市町村課が見解示す
財政再建中の夕張市で職員のサービス残業が常態化している問題で、道市町村課は7日、「正規の業務命令に基づく時間外勤務については当然、手当が支給されるべきだ」との見解を示した。道議会総合企画委員会で共産党の真下紀子氏(旭川市)の質問に同課の平井優章参事が答えた。道は市から実態の報告を近く受け、支給へ向けて対応を協議する。
同課などによると、財政再建団体になったことに伴い、市職員は3月末までに約半数が退職し165人になった。今年度も7月末までに8人が退職した。
このあおりで残った職員の時間外勤務が増加。4、5月は特に残業が多かったとみられ、一部職員の時間外が100時間近くに達する職場が続出した。しかし、再建計画で時間外手当は給与総額の2・5%が上限のため、4、5月は1人約3時間分しか支給されなかった。不払いが原因で退職を決めた職員もいるとされる。
道は業務の効率化で残業を縮減するよう市に助言した。サービス残業となっている分については、退職者の増加で不要となった給与分で穴埋めできないか、実態を踏まえた上で市と検討する。
道が時間外手当支給に前向きな見解を示したことについて、夕張市職員の間では「働いた分を払ってもらえそうだ」(30代女性職員)と好意的に受け止められた。羽柴和寛・副市長は「道の指導と助言を踏まえ、適切な対応に努める」と話している。
(毎日新聞 北海道版 引用)
同課などによると、財政再建団体になったことに伴い、市職員は3月末までに約半数が退職し165人になった。今年度も7月末までに8人が退職した。
このあおりで残った職員の時間外勤務が増加。4、5月は特に残業が多かったとみられ、一部職員の時間外が100時間近くに達する職場が続出した。しかし、再建計画で時間外手当は給与総額の2・5%が上限のため、4、5月は1人約3時間分しか支給されなかった。不払いが原因で退職を決めた職員もいるとされる。
道は業務の効率化で残業を縮減するよう市に助言した。サービス残業となっている分については、退職者の増加で不要となった給与分で穴埋めできないか、実態を踏まえた上で市と検討する。
道が時間外手当支給に前向きな見解を示したことについて、夕張市職員の間では「働いた分を払ってもらえそうだ」(30代女性職員)と好意的に受け止められた。羽柴和寛・副市長は「道の指導と助言を踏まえ、適切な対応に努める」と話している。
(毎日新聞 北海道版 引用)
2007年8月6日月曜日
小樽の新工場で「バンビ」復活
小樽市の老舗菓子メーカー「池田製菓」=昨年11月に事業停止=から事業を引き継いだ菓子卸売業「北海道村」(庄子敏昭社長)は3日、同市銭函の新工場で、キャラメル製造を本格稼働させた。北海道村は4月下旬、同製菓から「バンビ」の商標を有償で譲り受けた。生キャラメルやプリンなどを新たに開発し、従来のバンビキャラメルを含め計14種類のバンビブランド商品を生産する。
庄子社長によると、7月に完成した新工場では1日1500キロのキャラメル生産が可能。他社から委託を受けたプライベートブランド(PB)商品を含め、年間約5億円の収益を見込む。旧工場(同市若松)で7月中旬まで生産していた分は既に出荷が始まっている。
庄子社長は「キャラメルの生産ラインを持っているのは全国で4社しかないので、これからバンビを全国ブランドにしたい」と話した。
一方、同製菓は10日に旧工場の建物付きの土地を市内の企業に売却することが決まっており、これで事実上札幌は解散となる。
(毎日新聞 北海道版 引用)
庄子社長によると、7月に完成した新工場では1日1500キロのキャラメル生産が可能。他社から委託を受けたプライベートブランド(PB)商品を含め、年間約5億円の収益を見込む。旧工場(同市若松)で7月中旬まで生産していた分は既に出荷が始まっている。
庄子社長は「キャラメルの生産ラインを持っているのは全国で4社しかないので、これからバンビを全国ブランドにしたい」と話した。
一方、同製菓は10日に旧工場の建物付きの土地を市内の企業に売却することが決まっており、これで事実上札幌は解散となる。
(毎日新聞 北海道版 引用)
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