2008年1月9日水曜日

稲葉が日本一奪還へ始動 「北京五輪も目標」

昨季首位打者と最多安打のタイトルを獲得し、パ・リーグ連覇の原動力となった稲葉篤紀外野手が8日、佐賀市内のゴルフ場で自主トレを始め、今季のスタートを切った。  佐賀での自主トレはヤクルト時代から続けてきた。今回はヤクルトで同僚だったロッテの代田らと一緒に、起伏のあるゴルフ場を約30分間走ったほかキャッチボール、ティー打撃などで約3時間半、汗を流した。年末年始は1週間ほどしか休めなかったが「最初にしては体がよく動く」と表情は明るかった。自主トレは14日まで続け、札幌で調整した後、19日に沖縄に先乗りして春季キャンプに備える。  35歳のベテランはチーム内でコーチ兼任の中嶋を除けば最年長。今季は成績とともにチームを支えるリーダーとしての責任もさらに重くなる。それだけに「梨田監督の野球を早く理解し、4番につなぐ役割を果たしたい」と稲葉。目標は「まずチームのクライマックスシリーズ出場」と控えめだが「日本シリーズで敗れた悔しさは忘れていない」と、雪辱へ意気込みも見せた。  新たな目標もある。8月の北京五輪出場だ。「予選に出て、あらためて五輪に出たいと思った。今年はそういう目標を持ってもいいのかなと思うが、まずチームで結果を出すことが大事」。14年目のシーズンに向け、モチベーションは高まっている。

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