2007年9月3日月曜日
「ワイン」担保に融資 道銀、商工中金 北海道ワインに
北海道銀行と商工中金は二日、北海道ワイン(小樽)に対し、同社製ワインを担保にしたシンジケートローン型動産担保融資(ABL)を組成することを決めた。両金融機関が枠組みを構築し、実際の融資には小樽、北海両信金も参加。四金融機関合わせて三億円の融資枠を設定する。道銀がABLを組成するのは初めてだ。 今回の枠組みでは、生産されたワインと販売後の売掛金、受取手形などに担保設定し、売掛金を回収する預金口座にも質権を設定する。生産から販売、回収までの事業サイクルを担保にすることによって、不動産担保に頼らず機動的に融資することができるという。 北海道ワイン側は、金融機関に対し、事業サイクルが順調であることを示すため、定期的に生産状況や担保情報を報告する。融資で得た資金は運転資金にあてる。 同社はワイン販売量で道内一位、全国六位。国産ブドウの使用量は全国一位で、金融機関側は長期熟成させる技術力などを評価した。道内のABLの事例としてはほかに、北洋銀行が野菜や和牛などを担保に三件の融資を行っている。 (北海道新聞 引用)
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